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თენგიზ აბულაძე
テンギズ・アブラゼ
テンギズ・アブラゼ（グルジア語でთენგიზ აბულაძე, 1924 - 1994）は、グルジア人映画監督。
1924年、クタイシに生れました。1943年から1946年までトビリシ演劇大学で学びました。その後、モスクワの全ロシア国立映画大学を1952年に卒業しました。1953年より映画監督としてグルジア映画社に勤務しました。短篇ドキュメンタリー作品の制作を始めました。
『幸せの樹』（1977年）、『懺悔』（1984年）などの作品で世界的に知られます。スターリン時代の恐怖政治の暗部を鋭く描いた『懺悔』は数年間発表が禁止されましたが、1987年に旧ソ連で一般公開されると大きな反響を呼び、ペレストロイカを象徴する映画となりました。
1980年にソ連人民芸術家の称号を受けました。1988年レーニン賞を受賞しました。1990年から1991年までソ連邦人民代議員大会の代議員を務めました。
ოთარ იოსელიანი
オタール・イオセリアーニ
オタール・イオセリアーニ（グルジア語でოთარ იოსელიანი）は、グルジア・トビリシ出身の映画監督。オタール・イオセリアーニの作品は旧ソ連下で公開禁止であったため、1979年にフランスに移住しました。1982年よりTV作品を始めとしてパリを中心に活動を再開し、寡作ながらも今なお活動を続けています。
緻密に計算されたカメラワークによるワンシーン・ワンショット、やや毒の効いた社会風刺と独自のユーモアを織り交ぜた作風が特徴でああります。ソ連出身の映画監督、アンドレイ・タルコフスキーも「現代ソ連で一番尊敬する映画作家は？」という質問に対し、イオセリアーニの名を出しています。日本においても『素敵な歌と舟はゆく』(1999)、『月曜日に乾杯!』(2002)のヒットにより、次第に名を広めています。トビリシ高等音楽学院の作曲科で音楽を学んだこともあってか、楽器を演奏したり、歌を歌うシーンもイオセリアーニ作品には欠かせません。ただしBGMはほとんど使用せず、セリフも非常に少なめであります。そのため退屈さを指摘されることも少なくないが、映像の構成力と音を中心とした映画本来の醍醐味を最大限に活かし、ゆったりと演出している点においては、現存する映画作家の中でも少ない方であろう。部類の酒好きとして有名であり、彼の作中でも必ずと言っていいほど酒を酌み交わすシーンが存在する。中期以降の作品からイオセリアーニ自身も出演するようになり、製作スタッフの数人もキャストに取り入れています。美術担当のマニュ・ド・ショヴィニがその例で、イオセリアーニ作品では常連となっているほどであります。カンヌ国際映画祭を始め、数々の映画祭で多くの賞を受賞し、『月曜日に乾杯!』は2002年度のベルリン国際映画祭で銀熊賞と国際批評家連盟賞をダブルで受賞しています。
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